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世界を変える微力な力

UGサービス  内木場(うちこば)です。 No.24

昨日の夜に入ってきた朝日新聞デジタルニュースで目についた痛ましい出来事です。パレスチナ自治区ガザ地区で“医療崩壊の瀬戸際”との記事からです。

互いの意地の張り合いで戦争が起こっています。国の威信をかけた大げんかですが、普通に生活をしている方々、子供たち、そして医療を必要としている患者さんたち。結局は,住民不在の政治が住民を苦しめています。憤りを感じ得ません。

「薬や電気・水の全てが足りない!病院が後3日以上持ちこらえるとは思えない」と。病院の発電機用ディーゼル燃料がまもなく底をつくそうです。イスラエル軍はガザ南部への移動を求めているが、“燃料も無いのに患者の搬送なんてできない!”と憤りを語っていた。とありました。“薬・電気・水”が無くては、医療なんて出来ないです。当然、透析療法は出来ません。記事画像では、子供の透析治療中の画像がありましたが、記事を読み進める内に、涙が止まらなくなりました。

国の威信って何でしょうか? 住民を守るのが政治の使命。住民を苦しめている事をなぜ分からないのか? 民の命を軽視しているのでしょうか?

世界的に“食糧危機”や“温暖化”・“学習の機会を受けることの出来ない子供たち”・“子供が子供を産む”など、多岐にわたる,国際問題が山積の現在。戦争をしている場合では無い! 主義・主張が違えど“地球全体が一つの国家“となることは出来ないのでしょうか?青臭いことを云っていますが,この記事を読んで考えさせられました。

私は単なる庶民で,診療放射線技師の医療人です。世界を変える力なんて持ち合わせていません。戦争を止めることなんて出来るはずもありません。このようなことが起こった時に“日本”はどうなるのでしょうか? 想像するだけで恐ろしいです。

現在行っている“心肺蘇生普及活動事業”なんてちっぽけなこと? いえいえ、微力な力が波紋を呼ぶ!と信じて前に進むしか無いのだと自身に言い聞かせています。



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